2016
21
Jul

1 基本の「き」1.2 お手入れ方法

そんな場所に飾るからすぐに枯れる②③

花を飾るのに適さない場所は、

  1. 高温になる場所、乾燥する場所
  2. 直射日光の当たる場所、風の当たる場所
  3. 熟した果物のそば、たばこの煙の当たる場所

でしたね。

 

前回は、1. 高温になる場所、乾燥する場所について説明しました。高温や乾燥により蒸散や呼吸が活発になり、植物体内の水分が奪われることが萎れてしまう原因でしたね。これは今から説明する 2. 直射日光の当たる場所、風の当たる場所にも関係します。

 

では早速に始めましょう。

 

2. 直射日光の当たる場所、風の当たる場所
切り花は明るい場所で蒸散が進みます。また直射日光を浴びると体温が上昇するので、水分を蒸発させて体温を下げようとします。人間が汗をかくのと同じですね。汗をかくとのども乾きますよね。また、直射日光が当たることで花器内の水温が上がり、バクテリアが繁殖しやすくもなります。

 

風の当たる場所、特にエアコンや扇風機の風は植物から水分を奪います。お肌がカサカサ=老化が進むのも人間と同じ。人間にとっては心地よい自然の風もその強さによっては花びらが散ったり傷がついたりする原因になります。

 

切り花は、直射日光や風を避けて飾ってください。

 

 

3. 熟した果物のそば、たばこの煙の当たる場所
たばこの煙が嫌なのは何となくわかるけど果物と花持ちに何の関係があるの?
 花を飾るのに適さない場所その1とその2は水分バランスの崩れがキーでしたが、その3でキーになるのは「エチレンガス」です。

 

エチレンガスは植物の成熟と老化に関係し、成熟の進んだ植物からはエチレンガスが発生します。エチレンガスは植物のどの部位からでも発生し、特にリンゴ、バナナ、キウイフルーツなどは果実が熟するのにエチレンを必要とし、成熟に伴って多量のエチレンガスを発生させます。エチレンガスの果物を成熟させるというプラスの作用も、切り花にとってはマイナス、老化を早める一因です。
 また果物だけでなく、古くなって傷んできた花もエチレンガスを出すので、アレンジメントなどで傷んだものを見つけたら早めに抜きましょう。見た目のバランスを気にしてそのままにしていると元気な花まで早く枯れてしまいます。

 
エチレンガスはものを燃焼させたときにも発生します。たばこの煙のほか、石油ストーブや線香の煙も避けましょう。キャンドルを用いたアレンジメントも火をつけて楽しむ場合は、花材を選んだほうがよいですね。

 

 

以上、花を飾るのに適さない場所について2回にわけて説明しました。

  1. 高温になる場所、乾燥する場所
  2. 直射日光の当たる場所、風の当たる場所
  3. 熟した果物のそば、たばこの煙の当たる場所

 

飾る場所を見直すだけでお手入れも楽になりますし、花持ちもぐんとよくなります。
特等席を見つけてあげてくださいね。

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly
 

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。