2016
21
Jul

1 基本の「き」1.1 切り花の買い方・選び方

よい花を見分ける7つのチェックポイント

前回、花を長くきれいに楽しむためには

  1. 鮮度がよくて元気な花を選ぶ
  2. 置く場所に気を配る
  3. 正しいお手入れをする

の3つが大切だとお伝えしました。

 

本日は、3つのなかでも一番大切な、鮮度がよくて元気な花を選ぶためのチェックポイントを7つご紹介します。いくらきれいに活けてもきちんとお手入れしても、そもそもその花が新鮮でなければ長く楽しむことはできません。ここは絶対に妥協しないでください。

 

まずは野菜や果物を選ぶのと同じような感覚でパッと見の印象で新鮮そうな花を選び、次に細部を観察します。鮮度だけでなく病気でないかどうかもチェックしましょう。それからまわりの花もざっと見ておきましょう。病気の花と同じバケツに入っている花は今はきれいに見えても感染している可能性があります。

 

 

1. 花びらに張りがありますか
花びらがふっくらと厚く張りのあるものは鮮度のよい証拠です。古くなってくると花びらが痩せて繊維が浮き出てきます。
 ただし、例えば、ラナンキュラスのようにもともと花びらが薄くて繊細な花や葉脈のよなものが目立つ花(キキョウなど)もあります。また、一口にバラと言っても花びらの厚いのが魅力の品種もあれば比較的花びらの薄いものも。
 まわりの同じ種類、同じ品種の花(≒同じバケツに入っている花)と比べて判断してください。

 

2. 花びらが透けていませんか
鮮度が落ちて水分が失われると花びらの色が抜けたり厚みが薄くなって透けてきます。特にユリやランなど花びらが肉厚なものによく見られる現象です。
 こちらもまわりの同じ種類、同じ品種の花で比較してください。花びらが透けているからといってスイートピーの鮮度が悪いというわけではありません。

 

3. 花びらが茶色く変色していませんか
花びらの縁が茶色くなっているのは乾燥して痛んだ古い花です。花びらの多い品種は中心部分が蒸れて変色することがあるので、花びらの付け根や裏側もチェックしてください。また、病気(カビ)により茶色くなっている場合や、傷がついて変色する場合も。いずれにしても、茶色く変色している花は買わないこと。

 

最近はベージュやブラウン系の花も人気です。もちろんこれは変色ではない(が、ご年配の方や花に詳しくない男性の方などのなかには「枯れている!!」と思われる人がいるので贈りものの際は注意)。

 

4. 花びらに傷がありませんか
花びらに傷があるとそこから変色して見た目を著しく損ないます。また傷がついているということは、輸送途中や店で入れする際に丁寧に扱われていないということ。傷のついた花が目立つ店はおすすめできません。

 

5. がくに張りがありますか
がくや葉は花より先に劣化が現れます。新鮮な花はがくが緑色でピンと張りがあります。乾燥して反り返っていたり、縁が変色していたりするものは古い花です。

 

6. 葉はみずみずしくツヤがありますか
水が下がると花より先に葉が萎れます。花だけでなく必ず葉も確認しましょう。だらりと下がったお疲れ気味の葉や縁が乾燥している葉、黄色くなっている葉があるものは避けましょう。つやと張りがありみずみずしい葉を持つものを選んでください。

 

7. 葉に縮れやシミがありませんか
葉が折れていたり傷がついていたりというのは、丁寧にお手入れしていても(特にバラのようにとげを持つ花では)多少仕方ない部分があり、取り除いて使えば大きな問題はありません。とはいえ痛みがひどい場合は、扱いが雑という証拠です。
 それよりも気にしてほしいのは、葉が不自然に丸まっていたり縮れていたりしないか、シミや変色がないか。見た目の問題だけではなく、病気の可能性があります。葉を取り除いても長持ちしません。

 

 

 

信頼できる花屋さんで購入するときはあまり気にする必要はないかもしれません(信頼できる花屋がどうかを見極めるのに重要なチェックポイントでもあります。センスの良い花や高級な花材を揃えているからといって、おしゃれな店舗だからといって「よい花」を売っているとは限りませんよ)。

 

しっかり見てから買ってほしいなと思うのは、スーパーの束売りの花やセルフで選べる花屋さん。仮に店頭に並べた時点ではきちんと水揚げされていても、素人がバケツから出したり戻したりでは、選ぶのに時間がかかって持っている間に水が下がったり、戻したときにちゃんと水に浸かっていなかったり、他の花とぶつかって折れたり傷がついたり。

 

セルフで1本ずつ選べる花屋さんは店員に気を遣う必要がなくスーパーよりはおしゃれな花を置いていることも多いので人気ですが、実はスーパーの花より鮮度が心配。スーパーの花束はパックになっているので、出し入れの際にまわりの花にひっかかることが比較的少ないですし、スーパーでの買い物ついでなので、そんなに長い時間、手に持ったまま悩まないでしょうから。

 

ぜひ、いろいろなお店でたくさんの花を見て、鮮度がよくて元気な花を見分けられるようになってくださいね。

 

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