2017
17
Mar

1 基本の「き」1.3 簡単キレイの小ワザ

花を活けると下を向く、外に倒れる。シャキッと上向きに活けるには?

花びんに花を活けると、全ての花が外側に倒れてしまいます。

花を上向きに活けるにはどうすればよいでしょうか。

 

このようなご質問をいただきました。アイキャッチ画像(左)のような感じでしょうか。

 

花びんのふちに茎をもたれかけさせるように活けると、花びんの外側に花が偏って中心部分がスカスカに。また、花が大きいもの、重いものは、自分の活けたい向きに活けても、すぐにくるりと向きを変えてしまって思ったような仕上がりになりません。

 

で、結局、細長い花器に長いまま押し込むか、短く短く切って花首を花器のふちにもたれかけさせるように活けるか。花材によってはそれでもいいかもしれませんが、空間をゆったりとって活ける方法を知っておくと、飾る場所や目的に応じて使い分けられて何かと便利です。

 

アイキャッチ画像(右)は、(左)と全く同じ花、花器で活け直したものです。

 

空間をとってきれいに活けるコツは、

 

  1. 枝分かれ部分を残して切る
  2. 初めに活ける2本を枝分かれ部分を使って固定する
  3. 3つの固定点に接するように花を挿す

 

これだけ。

 

では、早速、活け方を見ていきましょう。

 

 

1. 枝分かれ部分を残して切る

今回、使ったのはラナンキュラス2本。

「枝分かれ部分」を活用した活け方なので、当たり前ですが、枝分かれのないものには、この方法は適用できません。メインの花が枝分かれしていないタイプのものでもサブ花材に枝分かれしたもの(茎や枝がしっかりしているもの)を使えば適用可能です。

 

↓↓↓

 

 

2. 初めに活ける2本を枝分かれ部分を使って固定する

足元を拡大するとこんな感じ。

左前に伸びている花の茎は、ピンク丸印のところで花びんともう一本の花に支えられています。写真ではわかりづらいのですが、支えあう力が上手くバランスしているので、花びんを動かしても、花の向きが変わったり、茎が倒れたりしません。

 

「初めに活ける2本を固定させる」とは、3本目の花を1本目、2本目の茎にもたれかけさせるように活けても、最初の2本が動かない状態のことです。まずはそのような状態を作ってください。枝分かれの股の部分がもう少し高い位置にあれば、股の部分でもう一本の茎を支えるように活けるのが最も簡単です。

 

「初めに活ける2本を固定させる」ことで、花の茎をもたれかけさせるよう場所が花びんのふち以外、花びんの内側にもできました。これで、花が外側ばかりに倒れて中心部分がスカスカになることを回避できます。さらに、3つ以上の固定点で茎を支えることができ、茎が回転しなくなるので自分の活けたい向きに花を活けることができます。

 

 

3. 3つの固定点に接するように花を挿す

3本目以降は、最初の2本を活用しながら、固定していきます。花がどのあたりに来るかに気を取られて上のほうばっかり見るのではなく、足元をよく見て固定できるポイントを探すのが大事です。3つ以上の固定点に接するように茎を挿すこと、そうすることで茎が回転しなくなり、重力に従って花が下を向くのを防げます。

完成!

花やつぼみの間に十分な空間をとることで、また茎を見せることで、ラナンキュラスのつぼみがくねくねと自由に伸びる様子や春の光を浴びながら花咲いていく様子を表現してみました。

 

最初の2本さえしっかり固定しておけば後は簡単。空間を上手に使えるようになると少ない本数でも存在感のある花活けができるようになるので、ぜひ、マスターしてくださいね。

 

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